展示案内

展示会一覧

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開催終了 特別展 会期:2016-03-04 (金) 〜 2016-03-30 (水)

三線

 3月4日の「さんしんの日」にちなんで、金武家「壱石(いちくくう)」を公開します。
「壱石」とは、飢饉の起きた年に米一石と交換されたことにちなんでいます。
本品は、もともと尚順(松山御殿)が所有していましたが、金武良仁が尚順の病気療養中に毎日歌三線で慰めたため、金武家へ贈られました。


開催終了 特別展 会期:2016-02-10 (水) 〜 2016-03-02 (水)

松竹梅の紅型衣裳 / 首里那覇鳥瞰図屏風 / 王国の漆工芸技術~沈金・堆錦~

 今月は尚家資料と福地家資料から、松竹梅の紅型衣裳をご紹介します。
 縁起の良い事で知られる松竹梅は、もともとは中国の「歳寒三友(さいかんさんゆう)」という考え方が日本に伝わったものです。松と竹は寒い冬でも緑を保ち、梅は寒中に花を咲かせることから、心や行いがきれいで正しく、自分の信じる主義・主張などを守りとおすことを表したものと考えられています。
 日本では松(まつ)・竹(たけ)が常緑で梅(うめ)が寒中に花開くことから、転じて不老長寿(ふろうちょうじゅ)を表すと考えられるようになりました。
 松竹梅は慶事(けいじ)・吉祥(きっしょう)の象徴として、祝いの席で謡われたり、陶器や漆器、晴着の衣裳など広く使われます。鶴亀(つるかめ)と並んでもっとも人々に親しまれる吉祥の文様といえます。

 また、調度品は首里那覇鳥瞰図屏風(伊江家資料)と、沈金と堆錦の技術を使用した漆器をご紹介します。王国時代の首里から那覇の風景と、精緻な漆工芸をお楽しみください。


開催終了 特別展 会期:2016-01-08 (金) 〜 2016-02-09 (火)

王国時代の子ども衣裳 / 首里那覇鳥瞰図屏風 / 王国の漆工芸技術~沈金・堆錦~

 今月は尚家資料と福地家資料から、王国時代の子ども衣裳をご紹介します。
 王国時代の王族や上級士族の子ども達もまた、上流階級ならではの紅型(びんがた)や絣(かすり)の華やかな衣裳を身に付けていました。
 衣裳には、肩や身頃に「あげ」が入れられ、成長に合わせて袖丈や身丈の調節が出来るように仕立てられました。
 当時は、女子は13歳、男子は13~15歳で成人とされましたが、振袖の衣裳は男女の別なく、成人前の子どもが身につけました。
 一方、幼児の衣裳には、背中の衿の下に「マブヤーウー」(魂糸)という魔よけの飾り糸が付けられました。子どもの魂は弱く、体から抜け落ちやすいので、それをとめるお守りとされました。

 また、調度品は首里那覇鳥瞰図屏風(伊江家資料)と、沈金と堆錦の技術を使用した漆器をご紹介します。王国時代の首里から那覇の風景と、精緻な漆工芸をお楽しみください。


開催終了 企画展 会期:2016-01-08 (金) 〜 2016-03-09 (水)

沖縄の文様~いろ・かたち・うごき~

 沖縄では、琉球王国時代から様々な工芸品が作られてきました。これらに表現された文様は、貿易などを通して交流のあった日本や中国、東南アジアなど周辺諸国からもたらされ、取り入れられたものです。

 例えば、紅型(びんがた)に描かれる文様は、大きく分けて中国系と日本系のものの2系統があります。中国系には龍や鳳凰(ほうおう)、蝙蝠(こうもり)、蓬莱山(ほうらいさん)などがあり、日本系には梅や桜、菖蒲(しょうぶ)、紅葉(もみじ)、雪などがあります。これら動物や植物などそのほとんどは沖縄には存在しないものですが、絵画や染織品などを通して文様が伝わり、その文様が琉球・沖縄で定着したものと考えられています。

 また、琉球・沖縄でこうした文様が繰り返し描かれるうちに、中には文様の元となった動物や植物の持つ季節感や意味から離れ、組み合わせ方や色づかいが独自の表現に変化していったものもありました。

 今回の企画展では、これら染織品、漆器、陶器、金工品などの文様を、色彩・形状・構成・動線などの様々な視点からみることで、沖縄で文様がどのように表現されているかを探り、紹介します。


開催終了 特別展 会期:2015-11-27 (金) 〜 2015-12-27 (日)

王国時代の冬衣裳 / 王国の漆工芸技術~朱漆の漆器~

 今月は、尚家資料と福地家資料の中から、王国時代の冬衣裳をご紹介します。
 また、調度品は沈金と堆錦の技術を使用した朱漆の漆器をご紹介します。王国時代の精緻な漆工芸をお楽しみください。


開催終了 特別展 会期:2015-10-31 (土) 〜 2015-11-25 (水)

王国時代の女性衣裳 / 王国の漆工芸技術~朱漆の漆器~

 今月は、尚家資料、福地家資料、グシ(※)宮城家資料の中から、王国時代の女性の衣裳をご紹介します。

王国時代の女性の衣装は、胴衣(ドゥジン)、裙(カカン)と、その上から重ね着する表着(おもてぎ)からなります。表着は夏物は田無(タナシ)、冬物は綿衣(ワタンス)と呼ばれ、使用できる素材や柄が階級によって異なっていました。
 上級士族の婦人は、夏は苧麻(ちょま)、芭蕉(ばしょう)などの絣織物を、冬は地紋の入った絹織物や紅型(びんがた)染めの木綿を袷(あわせ)にして着用しました。

 また、調度品は沈金や螺鈿、堆錦の技術を使用した朱漆の漆器をご紹介します。王国時代の精緻な漆工芸をお楽しみください。

 ※グシ=双かんむりに牛


開催終了 企画展 会期:2015-10-31 (土) 〜 2015-12-27 (日)

「琉球処分」と明治期沖縄県政

1879年に琉球王国が解体されて沖縄県が設置されました。主に明治期沖縄県政関係文書を含む横内家文書を紹介しながら、「琉球処分」によって、沖縄の教育・産業経済・兵事などが変化していく様相を明らかにします。


開催終了 企画展 会期:2015-10-31 (土) 〜 2015-12-27 (日)

石澤司コレクション展 郵便で見る沖縄史~琉球処分から日本復帰までの郵便物~

 国際切手展で「琉球切手」を世界に紹介し、金賞を多数受賞した那覇市出身の沖縄郵便史研究家・石澤司氏のコレクションを、故郷沖縄の地で初紹介します。

 また、本展示会は11月25日までを戦前編、11月27日以降を戦後編と内容を二回に分け、展示内容を大幅に変更致します。
皆様、前半編と後半編の展示をそれぞれお見逃しのないよう、ご来館ください。


開催終了 特別展 会期:2015-10-31 (土) 〜 2015-11-25 (水)

琉球の猫(マヤー)

 今年は国指定特別天然記念物イリオモテヤマネコが発見されて50年にあたります。
 那覇市歴史博物館ではこれを記念して、「琉球の猫(マヤー)」と題し、「猫」を画題とした絵画をご紹介します。

【展示内容】
「神猫図」 那覇市歴史博物館所蔵〈県指定文化財(絵画)〉
「月下神猫図」(複製) 沖縄美ら島財団所蔵


「神猫図」山口宗季(呉師虔)筆/那覇市歴史博物館所蔵(横内家資料)
 山口宗季(唐名:呉師虔 1672~1743)は、琉球絵画の第一人者で、王府内で美術工芸品の図案や製作を担当した、貝摺奉行所を中心に活躍した絵師として知られています。中国に留学して福州(現在の福建省)で孫億(1638~没年不明)らに学び、淡い彩色を生かした花鳥画を得意としました。
 本図は、夜の闇に浮かび上がる神猫が、毛先の一本一本までもが繊細なタッチで描かれ、その神性を存分に表現しています。


開催終了 特別展 会期:2015-10-02 (金) 〜 2015-10-28 (水)

白地の紅型衣裳 / 王国の漆工芸技術~黒漆と螺鈿技法~

 今月は、尚家資料、福地家資料、グシ(※)宮城資料の中から、白地の紅型(びんがた)衣裳をご紹介します。

 白地の紅型衣裳は、職人たちが特別に手間をかけて作り上げたものでした。広い白地に糊(のり)を均一に置き、余計な色が入らないよう、美しく白地を残して染め上げるには、職人の高い技術と熟練の技が必要でした。
 紅型の特徴は、その色使いにあり、赤、黄、青、緑など鮮やかな原色同士が組み合わされながらも、太陽の下に咲く南国の花のような気品と生命力が感じられます。これらの色が一番美しく映える背景として、白という地色が選ばれたものと考えられます。
 これらの白地の紅型衣装は、王家や上級士族など、ごく限られた人々が身に付けたと思われます。

 また、調度品は螺鈿の技術を使用した黒漆の漆器をご紹介します。王国時代の精緻な漆工芸をお楽しみください。

 ※グシ=双かんむりに牛