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王国時代の子ども衣裳 / 首里那覇鳥瞰図屏風 / 王国の漆工芸技術~沈金・堆錦~

開催終了 特別展

王国時代の子ども衣裳 / 首里那覇鳥瞰図屏風 / 王国の漆工芸技術~沈金・堆錦~

会期:2016-01-08(金) ~ 2016-02-09(火)

 今月は尚家資料と福地家資料から、王国時代の子ども衣裳をご紹介します。
 王国時代の王族や上級士族の子ども達もまた、上流階級ならではの紅型(びんがた)や絣(かすり)の華やかな衣裳を身に付けていました。
 衣裳には、肩や身頃に「あげ」が入れられ、成長に合わせて袖丈や身丈の調節が出来るように仕立てられました。
 当時は、女子は13歳、男子は13~15歳で成人とされましたが、振袖の衣裳は男女の別なく、成人前の子どもが身につけました。
 一方、幼児の衣裳には、背中の衿の下に「マブヤーウー」(魂糸)という魔よけの飾り糸が付けられました。子どもの魂は弱く、体から抜け落ちやすいので、それをとめるお守りとされました。

 また、調度品は首里那覇鳥瞰図屏風(伊江家資料)と、沈金と堆錦の技術を使用した漆器をご紹介します。王国時代の首里から那覇の風景と、精緻な漆工芸をお楽しみください。

主な展示品

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白地牡丹尾長鳥燕鶴菖蒲文様紅型平絹衣裳 (しろじぼたんおながどりつばめつるしょうぶもんようびんがたひらぎぬいしょう)

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黄色地格子鳥二の字文様絣苧麻衣裳 (きいろじこうしとりにのじもんようかすりちょまいしょう)

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色絵紅葉文風炉 (いろえもみじもんふろ)

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