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今月は尚家資料から「朧型の紅型衣裳」と「黒漆と螺鈿の漆器」をご紹介します。
平成29年度から令和5年度にかけて収蔵された資料をもとに、琉球王国から現代へと至る歴史をご紹介します。
国内に唯一残る琉球国王の「玉冠」を、期間限定で特別公開します。
玉冠は皮弁冠や玉んちゃーぶいとも呼ばれ、冊封【国王の即位儀礼)や正月儀式など国の重要な儀式の際に、中国皇帝から贈られた衣装とともに国王の正装として用いられた。表面には黒縮緬が貼られて、さらにその上に金糸の帯が12筋縫われ、各金筋には24個ずつ金や銀、珊瑚、水晶など7種類の玉が合計288個、鋲でとめられている。金簪には王の象徴である龍の文様が表されている。