1972年5月15日、様々な課題を抱えながらも沖縄は日本復帰を果たしました。復帰後の那覇市では、都市開発が急速に進んでいくことになります。
今回の企画展では、基地返還後の都市開発の様子をはじめ、モノレールの開通、首里城復元など、復帰から50年という歳月を駆け抜けた那覇の移り変わりを紹介します。
今月は染織資料から、牡丹が描かれた衣裳をご紹介します。紅型や刺繍で牡丹が描かれた華やかな衣裳をぜひご覧ください。
調度品は、黒漆と螺鈿の漆器をご紹介します。
文書資料は、即位儀礼の資料をご紹介します。
王国時代の貴重な記録と、精緻な美術工芸品をどうぞご覧ください。
玉冠は皮弁冠や玉んちゃーぶいとも呼ばれ、冊封【国王の即位儀礼)や正月儀式など国の重要な儀式の際に、中国皇帝から贈られた衣装とともに国王の正装として用いられた。表面には黒縮緬が貼られて、さらにその上に金糸の帯が12筋縫われ、各金筋には24個ずつ金や銀、珊瑚、水晶など7種類の玉が合計288個、鋲でとめられている。金簪には王の象徴である龍の文様が表されている。
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