展示会詳細
開催終了
特別展
王国時代の女性衣裳 / 王国の漆工芸技術~朱漆の漆器~
会期:2015-10-31(土) ~ 2015-11-25(水)
今月は、尚家資料、福地家資料、グシ(※)宮城家資料の中から、王国時代の女性の衣裳をご紹介します。
王国時代の女性の衣装は、胴衣(ドゥジン)、裙(カカン)と、その上から重ね着する表着(おもてぎ)からなります。表着は夏物は田無(タナシ)、冬物は綿衣(ワタンス)と呼ばれ、使用できる素材や柄が階級によって異なっていました。
上級士族の婦人は、夏は苧麻(ちょま)、芭蕉(ばしょう)などの絣織物を、冬は地紋の入った絹織物や紅型(びんがた)染めの木綿を袷(あわせ)にして着用しました。
また、調度品は沈金や螺鈿、堆錦の技術を使用した朱漆の漆器をご紹介します。王国時代の精緻な漆工芸をお楽しみください。
※グシ=双かんむりに牛