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開催終了 特別展

琉球の猫(マヤー)

会期:2015-10-31(土) ~ 2015-11-25(水)

 今年は国指定特別天然記念物イリオモテヤマネコが発見されて50年にあたります。
 那覇市歴史博物館ではこれを記念して、「琉球の猫(マヤー)」と題し、「猫」を画題とした絵画をご紹介します。

【展示内容】
「神猫図」 那覇市歴史博物館所蔵〈県指定文化財(絵画)〉
「月下神猫図」(複製) 沖縄美ら島財団所蔵


「神猫図」山口宗季(呉師虔)筆/那覇市歴史博物館所蔵(横内家資料)
 山口宗季(唐名:呉師虔 1672~1743)は、琉球絵画の第一人者で、王府内で美術工芸品の図案や製作を担当した、貝摺奉行所を中心に活躍した絵師として知られています。中国に留学して福州(現在の福建省)で孫億(1638~没年不明)らに学び、淡い彩色を生かした花鳥画を得意としました。
 本図は、夜の闇に浮かび上がる神猫が、毛先の一本一本までもが繊細なタッチで描かれ、その神性を存分に表現しています。