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沖縄の文様~いろ・かたち・うごき~

開催終了 企画展

沖縄の文様~いろ・かたち・うごき~

会期:2016-01-08(金) ~ 2016-03-09(水)

 沖縄では、琉球王国時代から様々な工芸品が作られてきました。これらに表現された文様は、貿易などを通して交流のあった日本や中国、東南アジアなど周辺諸国からもたらされ、取り入れられたものです。

 例えば、紅型(びんがた)に描かれる文様は、大きく分けて中国系と日本系のものの2系統があります。中国系には龍や鳳凰(ほうおう)、蝙蝠(こうもり)、蓬莱山(ほうらいさん)などがあり、日本系には梅や桜、菖蒲(しょうぶ)、紅葉(もみじ)、雪などがあります。これら動物や植物などそのほとんどは沖縄には存在しないものですが、絵画や染織品などを通して文様が伝わり、その文様が琉球・沖縄で定着したものと考えられています。

 また、琉球・沖縄でこうした文様が繰り返し描かれるうちに、中には文様の元となった動物や植物の持つ季節感や意味から離れ、組み合わせ方や色づかいが独自の表現に変化していったものもありました。

 今回の企画展では、これら染織品、漆器、陶器、金工品などの文様を、色彩・形状・構成・動線などの様々な視点からみることで、沖縄で文様がどのように表現されているかを探り、紹介します。

 

主な展示品

福33-1s 紺地鶴菊松菖蒲文様苧麻紅型風呂敷(福地家資料)

 

 4Y5K3598 黒漆雲龍螺鈿盆(伊江家資料)

 分-80_02s 房指輪(グシ宮城家資料)

 

ギャラリートークのお知らせ

企画展「沖縄の文様~いろ・かたち・うごき~」関連イベントとして、ギャラリートークを開催いたします。

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   1月30日(土) 「絣の文様について」 講師:山田葉子(那覇市歴史博物館学芸員)
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月13日(土) 「紅型のいろとかたち」講師:平田美奈子氏(沖縄県立芸術大学附属研究所共同研究員)

    時間: 2:00~3:30
  場所: 那覇市歴史博物館展示室内

・※両日とも、お申し込みは必要ありません。ただし、観覧料が必要となります。