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松竹梅の紅型衣裳 / 首里那覇鳥瞰図屏風 / 王国の漆工芸技術~沈金・堆錦~

開催終了 特別展

松竹梅の紅型衣裳 / 首里那覇鳥瞰図屏風 / 王国の漆工芸技術~沈金・堆錦~

会期:2016-02-10(水) ~ 2016-03-02(水)

 今月は尚家資料と福地家資料から、松竹梅の紅型衣裳をご紹介します。
 縁起の良い事で知られる松竹梅は、もともとは中国の「歳寒三友(さいかんさんゆう)」という考え方が日本に伝わったものです。松と竹は寒い冬でも緑を保ち、梅は寒中に花を咲かせることから、心や行いがきれいで正しく、自分の信じる主義・主張などを守りとおすことを表したものと考えられています。
 日本では松(まつ)・竹(たけ)が常緑で梅(うめ)が寒中に花開くことから、転じて不老長寿(ふろうちょうじゅ)を表すと考えられるようになりました。
 松竹梅は慶事(けいじ)・吉祥(きっしょう)の象徴として、祝いの席で謡われたり、陶器や漆器、晴着の衣裳など広く使われます。鶴亀(つるかめ)と並んでもっとも人々に親しまれる吉祥の文様といえます。

 また、調度品は首里那覇鳥瞰図屏風(伊江家資料)と、沈金と堆錦の技術を使用した漆器をご紹介します。王国時代の首里から那覇の風景と、精緻な漆工芸をお楽しみください。

主な展示品

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白地雪持竹松梅文様紅型苧麻衣裳 (しろじゆきもちたけまつうめもんようびんがたちょまいしょう)

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黄色地鶴松竹梅紅葉文様紅型平絹袷衣裳(胴衣) (きいろじつるしょうちくばいもみじもんようびんがたひらぎぬあわせいしょう(ドゥジン))

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色絵紅葉文風炉 (いろえもみじもんふろ)

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