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白地の紅型衣裳 / 王国の漆工芸技術~堆錦・螺鈿・沈金~

開催終了 特別展

白地の紅型衣裳 / 王国の漆工芸技術~堆錦・螺鈿・沈金~

会期:2014-10-03(金) ~ 2014-10-29(水)

 尚家の紅型衣裳の中から、さわやかな白地の紅型衣裳をご紹介します。

 尚家資料として伝来している紅型衣裳42領(りょう)のうち、15領が白地(しろじ)の衣裳であり、もっとも多い割合となっています。
 紅型の特徴は、その色使いにあります。赤、黄、青、緑など鮮やかな原色同士が組み合わされながらも気品があり、強い太陽の下に咲く南国の花のような生命力を感じさせます。それらの色が一番美しく映える背景として、白という色を選んだと思われます。
 白地を美しく残すためには、紅型職人の高い技術が必要で、広い白地に糊(のり)を均一に置き、余分な色が入らないように染め上げるのに熟練の技が求められました。白地の衣裳は、身分の高い人々のために職人達が特別に手間をかけて作りあげたものでした。
 その白地を背景に、鮮やかな色でいろどられた紅型衣裳は、沖縄の美意識と技術の高さを表しています。

 また、調度品としては堆錦(ついきん)や螺鈿(らでん)、沈金(ちんきん)の技法を用いた漆芸品をご紹介しています。王国時代の精緻な漆工芸をお楽しみください。

主な展示品

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白地松菊葦笹貝波舟文様紅型苧麻衣裳 (しろじまつきくあしささかいなみふねもんようびんがたちょまいしょう)

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白地松桜紅葉亀松皮菱繋文様紅型木綿衣裳 (しろじまつさくらもみじかめまつかわびしつなぎもんようびんがたもめんいしょう)

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白地紅葉流水文様紅型苧麻衣裳 (しろじもみじりゅうすいもんようびんがたちょまいしょう)

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黒漆宝尽堆錦軸盆 (くろうるしたからづくしついきんじくぼん)

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黒漆雲龍螺鈿盆 (くろうるし うんりゅう らでん ぼん)

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色絵紅葉文風炉 (いろえもみじもんふろ)

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