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開催終了 特別展

白地の紅型衣裳/朱漆の漆器

会期:2022-09-02(金) ~ 2022-09-28(水)

 9月の美術工芸資料は、染織資料から『白地の紅型衣裳』をご紹介します。

 鮮やかな黄色地のイメージが強い尚家伝来の紅型衣裳ですが、紅型衣裳42領のうち15領が白地の衣裳であり、もっとも高い割合となっています。
 鮮やかな原色の模様が映える背景として白という地色が選ばれたと考えられます。汚れの無い白地の衣裳は、職人が高い技術と熟練の技で手間をかけて作り上げた特別なものでした。

 調度品は、『朱漆の漆器』をご紹介します。漆器の中でも朱漆に沈金で精緻な模様を隙間なく埋め尽くしたものは、王家や上流士族が用いた格式の高いものとされています。

 文書資料は『琉球国と薩摩』と題して、近世琉球の起請文などをご紹介します。薩摩侵略により島津の支配を受けることになった後、琉球国王や琉球国の高官は、一定の機会に薩摩藩主などに忠誠を制約する文書を提出しました。これを起請文といいます。


 王国時代の貴重な記録と、精緻な美術工芸品をどうぞご覧ください。

主な展示品

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白地松桜紅葉亀松皮菱繋文様紅型木綿衣裳 (しろじまつさくらもみじかめまつかわびしつなぎもんようびんがたもめんいしょう)

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白地松菊葦笹貝波舟文様紅型苧麻衣裳 (しろじまつきくあしささかいなみふねもんようびんがたちょまいしょう)

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白地花菱繋文様紅型苧麻衣裳 (しろじはなひしつなぎもんようびんがたちょまいしょう)

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朱漆牡丹唐草七宝繋沈金料紙箱 (しゅうるしぼたんからくさしっぽうつなぎちんきんりょうしばこ)

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朱漆巴紋牡丹七宝繋沈金足付盆 (しゅうるしともえもんぼたんしっぽうつなぎちんきんあしつきぼん)

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