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開催終了 特別展

王国時代のこども衣裳/三線と工工四

会期:2021-03-05(金) ~ 2021-03-31(水)

 特別展示室では、毎月「国宝 琉球国王尚家関係資料」の美術工芸資料および文書資料とともに、王国時代の美術工芸品をご紹介しています。

 3月は尚家資料と福地家資料から、『王国時代のこども衣裳』をご紹介します。
 王国時代の王族や上級士族では、こども達もまた、上流階級ならではの紅型(びんがた)や絣(かすり)の華やかな衣裳を身に付けていました。また、幼児の衣裳には、背中の衿の下に「マブヤーウー(魂糸)」というお守りの飾り糸が付けられました。王国時代のこども衣裳は残っているものが少なく、貴重な資料です。

 また、3月4日の「さんしんの日」にちなみ、『三線と工工四』と題して、当館所蔵の三線4点と、尚家資料の工工四、川平家資料『歌道要法』等をご紹介します。
 琉球では、海外からの賓客をもてなす場で演じられる歌舞音曲を担当するのは士族男子であったため、士族の教養として三線の習得が奨励されました。近代以降庶民の間にも広く根付き、現在では人々の生活に切っても切り離せないものとなっています。

 王国時代の精緻な工芸技術と、貴重な記録類をぜひご覧ください。


三線と工工四 2021年3月5日(金)~4月27日(火)(4月16日(金)以降一部内容を変更します)
※今後状況により日程等に変更が生じる場合があります。

美術工芸資料 ・黄色地破格子文様絣平絹袷衣裳
(きいろじはこうしもんようかすりひらぎぬあわせいしょう)【国宝尚家資料】
・白地竹蝙蝠牡丹文様型染刺繍縮緬衣裳
(しろじたけこうもりぼたんもんようかたぞめししゅうちりめんいしょう)【国宝尚家資料】
・水色地菊松竹梅稲妻文様苧麻紅型衣裳
(みずいろじきくしょうちくばいいなずまもんようちょまびんがたいしょう)【福地家資料】
・白地松竹梅鶴麻葉文様木綿紅型衣裳
(しろじしょうちくばいつるあさのはもんようもめんびんがたいしょう)【福地家資料】
・友寄開鐘(トゥムシケージョー)【宮城嗣幸資料】
・宮城の真壁(みやぎのまかべ)【宮城嗣幸資料】
・壱石(イチククウ)【金武家資料】
・又吉開鐘(またよしケージョー)【金武家資料】
・胡弓(クーチョー)【金武家資料】
・手掛(ティーガ)【池宮喜輝資料】
・緑釉四方燭台
(りょくゆうしほうしょくだい)【国宝尚家資料】
・玉冠(ぎょくかん)[レプリカ]
文書資料 ・歌道要法(19世紀)【川平家資料】
・三線四種之調子音調之次第外(19世紀)【川平家資料】
・琉歌言葉之仮名綴見合(19世紀)【川平家資料】
・工工四 上・中・下巻、拾遺(1869年)【国宝尚家資料】
・湛水琉工工四(1872年)【国宝尚家資料】

主な展示品

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黄色地破格子文様絣平絹袷衣裳 (きいろじはこうしもんようかすりひらぎぬあわせいしょう)

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白地竹蝙蝠牡丹文様型染刺繍縮緬衣裳 (しろじたけこうもりぼたんもんようかたぞめししゅうちりめんいしょう)

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緑釉四方燭台 (りょくゆうしほうしょくだい)

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玉冠(付簪) (ぎょくかん(つきかんざし))

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湛水流工工四

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工工四 上巻

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工工四 中巻

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工工四 下巻

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工工四拾遺

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向大輝川平朝彬 歌道要法

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向大輝川平朝彬 三線四種之調子音調之次第外

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向大輝川平朝彬 琉歌言葉之假名綴

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