展示会詳細
開催終了
特別展
ロイヤルカラーの黄色地衣裳/琉球の箱
会期:2018-03-30(金) ~ 2018-04-25(水)
今月は、尚家資料からロイヤルカラーの黄色地衣裳を紹介します。
琉球では黄色地は「チールジー」とよばれ、王家のみが使用できる格の高い色として特別な意味を持っていました。
輝くばかりの鮮やかな黄色は、石黄(せきおう)という高価な輸入色材や、鬱金(うこん)、黄檗(きはだ)などの染料で染められました。
また、布地は、上質な苧麻(ちょま)や芭蕉(ばしょう)の他、絹の縮緬(ちりめん)や、中国から輸入された綸子(りんず)などの高級な素材が使われました。
これらの黄色地の衣裳は、王国の公式行事の衣裳として、特別な時だけに着用されたと考えられています。
調度品は「琉球の箱」と題し、尚家資料「朱漆牡丹唐草七宝繋沈金料紙箱」、野田愛六資料「朱漆鳳凰箔絵櫃」など、大事なものを入れた箱を紹介します。
王国時代の緻密な工芸技術をご覧ください。