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空色地の衣裳 / 王国の漆工芸技術~堆錦・沈金~

開催終了 特別展

空色地の衣裳 / 王国の漆工芸技術~堆錦・沈金~

会期:2015-05-30(土) ~ 2015-06-24(水)

 今月は、尚家資料と福地家資料の中から、空色地の紅型衣裳をご紹介します。

 沖縄は年間を通して温暖で湿度も高いため、涼しげな水色や青色が好まれ、王国時代の衣裳にも、さわやかな空色地の衣裳が多く残っています。
 青色の原料となる藍は、染める回数によってごく薄い水色から濃紺まで、様々な青色を染めることが出来ます。
 藍染めには、本土では蓼藍が多く使われますが、琉球では琉球藍、蓼藍、インド藍など複数の藍が使われました。中でも亜熱帯気候の中で栽培しやすい琉球藍が最も多く使われました。琉球ではこの藍を利用して、水色地や紺地の衣裳が作られてきました。

 また、調度品は堆錦と沈金の技術を使用した漆器をご紹介します。王国時代の精緻な漆工芸をお楽しみください。

主な展示品

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空色地雲鶴松竹梅霞文様紅型紬衣裳 (そらいろじうんかくしょうちくばいかすみもんようびんがたつむぎいしょう)

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黒漆宝尽堆錦軸盆 (くろうるしたからづくしついきんじくぼん)

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朱漆楼閣山水人物堆錦中央卓 (しゅうるし ろうかく さんすい じんぶつ ついきん ちゅうおうじょく)

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緑釉四方燭台 (りょくゆうしほうしょくだい)

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