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雪が描かれた紅型衣裳 / 王国の漆工芸技術~沈金・堆錦~

開催終了 特別展

雪が描かれた紅型衣裳 / 王国の漆工芸技術~沈金・堆錦~

会期:2015-02-06(金) ~ 2015-03-04(水)

 尚家の紅型衣裳の中から、雪が描かれた紅型衣裳をご紹介します。
 亜熱帯性気候で一年を通じて温暖な沖縄では、雪はほとんど降りません。しかし琉球王国時代の紅型衣裳の中には、文様化された雪が描かれているものがあります。
 描かれた雪の文様は、夏物の衣裳に使われていたり、桜や紅葉と共に描かれていたりと、雪の季節感にそぐわない使われ方をされている事があります。
 紅型衣裳の図案は、日本や中国から渡ってきた絵画や染め物を参考にして考案されたといわれています。そのため、琉球では実際の季節感などにとらわれない自由な色づかいや図案になったと考えられています。

 また、調度品は伊江家資料「首里那覇鳥瞰図屏風」をご覧いただきます。王国時代の首里から那覇の風景を描いた鳥瞰図で、沖縄県指定有形文化財とされています。
 漆芸品では、沈金、堆錦の技術を使用した漆器をご紹介します。王国時代の精緻な漆工芸をお楽しみください。

主な展示品

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黄色地松雪持竹梅文様紅型木綿袷衣裳 (きいろじまつゆきもちたけうめもんようびんがたもめんあわせいしょう)

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白地雪持竹松梅文様紅型苧麻衣裳 (しろじゆきもちたけまつうめもんようびんがたちょまいしょう)

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首里那覇鳥瞰図 (しゅり なは ちょうかんず びょうぶ)

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