展示会詳細
開催終了
特別展
水色地の紅型衣裳
会期:2014-05-09(金) ~ 2014-06-04(水)
藍(あい)は染める回数によって、ごく薄い水色から濃紺まで、様々な青色を染めることが出来ます。琉球ではこの藍を利用して、水色地や紺地の衣裳が数多く作られてきました。
尚家資料には白地、黄色地、紅色地等の紅型衣裳が42領伝来していますが、3分の1に近い12領が水色地の衣裳です。
藍染めには、本土では蓼藍(たであい)が多く使われますが、琉球では琉球藍(りゅうきゅうあい)、蓼藍、インド藍など複数の藍が使われてきました。中でも亜熱帯気候の中で栽培しやすい琉球藍が最も多く使われました。
5月の国宝衣裳展示は、尚王家に伝わるさわやかな水色地の紅型衣裳3点をご紹介します。
また、王国時代の漆芸品もあわせて展示しています。沈金・螺鈿・箔絵などで彩られた王国時代の漆芸品の数々をお楽しみください。
【展示場所】特別展示室