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開催終了 特別展

新規作成資料 展示公開

会期:2014-05-20(火) ~ 2014-07-02(水)

現在、那覇市歴史博物館では新収蔵資料である複製品資料と模型資料展示しております。 (※休館日の木曜日を除く。)

 主な展示品

 国宝 琉球国王尚家関係資料「玉冠(たまのおかんむり)」(複製)】

 ここが県内初!!
「複製品」と侮ることなかれ!こちらの資料は本物の玉冠に科学調査(CTスキャン等)を綿密に行って得られたデータを活用し、
ほぼ同一の素材・構造・重量で製作!王国時代の技術を現代に蘇らせた、まさに「平成の玉冠」とも呼べる資料なのです!

 「玉冠」(国宝)は、琉球国王の即位儀礼である冊封や国内儀礼の際に着用された冠です。
1996年(平成8)に、尚家第22代当主尚裕様から、那覇市に他の資料とともにご寄贈いただきました。
 
那覇市歴史博物館では2006年(平成18)から、年に2回の玉冠の特別展示(通算30日)を行っていますが、玉冠が見られなくて残念という声が多いことから、複製品の製作を行いました。

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【「昭和のなは」復元模型 昭和初期の那覇のメインストリート 大門前(ウフジョーメー)通り

 ここが県内初!!
戦前の那覇市中心地を古写真から忠実に復元!街並みの様子を1/100スケールの模型で製作するのは県内初!!

 かつての那覇市には、赤瓦屋根とモダン建築が同居する情緒あふれる街並みがありました。 しかし10・10空襲や沖縄戦により、その街並みや賑わいは、そのほとんどが失われてしまいました。

 そこで、那覇市歴史博物館では、かつての那覇の様子を、視覚的・立体的に今に伝えるため、戦前の那覇市中心部を復元した模型(ジオラマ)を製作しました。  王国時代から都市として発展し、他の地域には見られない街並みや、戦争で失われる前の街の賑わいを感じていただければ幸いです。 

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琉球進貢船図屏風(複製)(原本・京都大学総合博物館)】

 ☞ここが県内初!!
京都大学総合博物館が所蔵している「琉球進貢船図屏風」の復製が沖縄県内で見られるのは唯一、当館だけです!

 京都大学総合博物館に所蔵されているこの屏風は、成立年は不明ですが、19世紀頃の琉球王国の那覇港と周辺の街の様子が描かれています。 那覇港に浮かぶ爬龍船(はりゅうせん)と中国から帰国した進貢船(しんこうせん)、それを見物に集まった人々でにぎわう様子が描かれており、首里は描かれず、泊の崇元寺から那覇港の描写となっています。

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【琉球貿易図屏風(複製)(原本・滋賀大学経済学部附属史料館)】 

 滋賀大学に所蔵されているこの屏風は、1962年(昭和37)に彦根市の松居六三郎氏によって滋賀大学へ寄贈されました。
成立年は不明ですが、1830年代以降に、薩摩藩が関与して製作されたものと考えられています。
 右側に首里城(しゅりじょう)から崇元寺(そうげんじ)、泊(とまり)、前島(まえじま)、若狭(わかさ)が描かれ、左側には爬龍船と中国から帰国した進貢船、それを見物に集まった人々でにぎわう様子が描かれています。

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