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開催終了 常設展

【2023年度常設展①】王朝文化と都市(まち)の歴史

会期:2023-04-28(金) ~ 2023-07-03(月)

 常設展では「王朝文化と都市(まち)の歴史」をテーマに士族の履歴を記録した家譜や、首里王府の行政文書、美術工芸品を通して、中世~現代の首里・那覇の歴史と文化を紹介します。


 5~6月は特集展示として「沖縄戦」関連資料を展示します。
 沖縄戦前夜として、国家総動員法や大政翼賛会に関する資料と、「銃後を守った女性」と題して、大日本愛国婦人会関係の資料をご紹介します。女性たちが中心となって、出征兵士に送られた「千人針」は今回初の展示となります。
 さらに沖縄戦に関する展示では、出土された兵器や、国民服やもんぺなどをご紹介しています。
 終戦後は、物がない時代に飛行機の部品や薬きょうなどで作られた日用品、米軍のパラシュートを使って作られたウェディングドレスや、キリスト教の神父ウィリアム・ハイオ神父が戦争未亡人の生活の糧にと、織り方を指導し広まった、ハイオ花織の着物もご紹介します。こちらも今回初の展示です。


 その他、琉球王国時代の首里城の整備や士族に関する資料や文書、上流士族の衣裳や、琉球処分から沖縄県の始まりに関する尚家資料、復帰前後の沖縄の観光、復帰の総仕上げと言われた730(ナナサンマル)交通法変更についての資料をご紹介します。


 また、5月3~5日に4年ぶりに行われる那覇ハーリーに合わせて、爬龍船が描かれた「爬龍船の図」や尚家に伝えられた爬龍船の模型、旧暦5月4日に行われるユッカヌヒーに子どもたちが買ってもらえた張り子玩具なども展示しています。


盛りだくさんの常設展をぜひご覧ください。