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開催終了 常設展

【2022年度常設展示】王朝文化と都市(まち)の歴史

会期:2023-03-10(金) ~ 2023-04-24(月)

 常設展示では「王朝文化と都市(まち)の歴史」をテーマに士族の履歴を記録した家譜や、首里王府の行政文書、美術工芸品を通して、中世~現代の首里・那覇の歴史と文化を紹介しております。

 今回は、那覇市の指定文化財「高宮城村地籍図」をご紹介します。1879年の琉球処分により沖縄県が設置されたことに伴い、明治政府は地租を課税するため1899年に沖縄県に土地整理法が制定されました。その法律に基づいて土地測量・地価査定・所有者の確定などが実施され1901年に終了しました。その整理事業の過程で高宮城村地籍図は作成されたと考えられます。

 また、老朽化のため仮市場で営業を続けていた牧志公設市場が、3月19日に新市場としてオープンします。それを記念して、牧志公設市場関係の資料をご紹介します。1950年に完成した牧志第一公設市場から、第二公設市場へ移転する際の反対運動署名簿や、市場関係の行政文書、写真などを展示しています。

 その他、常設展示では琉球貿易図屏風や、近世の士(サムレー)についての文書や家譜や衣裳、琉球処分から沖縄県の始まりに関する資料、沖縄戦から那覇の復興に関する資料などを展示しています。また、オリオンビールの創設者具志堅宗精に関する資料など、盛りだくさんです。

 この機会にぜひお越しください。