那覇市内史跡・旧跡案内

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松崎馬場跡(マツザキババアト)

松崎馬場跡(マツザキババアト)

 首里城から浦添(うらそえ)方面に至る街道の一部及び広場の名称。龍潭(りゅうたん)に突き出した一帯には松が植えられ、そこから松崎と名付けられた。
 1801年に、この地(現沖縄県立芸術大学敷地)に「国学(こくがく)」(琉球王国の最高学府)が置かれた際、松崎前の条路に木々が植えられ、この一帯が整備された。中国から冊封使(さっぷうし)が来琉した際には、この地で「重陽宴(ちょうようえん)」が開かれ、爬龍船競漕(はりゅうせんきょうそう)見物のため桟敷席(さじきせき)が設けられた。
 1989年(平成元)に「国学」及び「首里孔子廟(こうしびょう)」(1837年設置)の石垣が確認され、県の指定文化財(史跡)となった。

所在 那覇市首里当蔵町1丁目地内
分類 地名・名勝
場所 旧首里
備考 2007年(平成19)2月設置。平成18年度世界遺産周辺整備事業。県道29号線「当蔵」バス停より徒歩約1分。龍譚池近く。