那覇市内史跡・旧跡詳細
太平橋(タイヘイキョウ)
首里(しゅり)と浦添(うらそえ)を結ぶ街道に架けられた石造のアーチ橋。平良橋(テーラばし)ともいう。
琉球王国時代の1597年に、尚寧(しょうねい)王が首里から浦添城(うらそえぐすく)に至る道を整備した際、板橋であった太平橋が石橋に改められた。
太平橋付近は、1609年の薩摩侵攻(さつましんこう)の際、浦添方面から攻め上った薩摩軍と戦ったところでもある。1945年(昭和20)の沖縄戦当時、米軍の侵攻を阻むため、日本軍が橋を爆破した。戦後、やや上流側にコンクリート製の橋が架けられ、現在でも首里・浦添を結ぶ交通の要所となっている。
所在 | 那覇市首里平良町2丁目地内 |
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分類 | 地名・名勝 |
場所 | 旧首里 |
備考 | 2007年(平成19)2月設置。平成18年度世界遺産周辺整備事業。県道241号線「平良」バス停近く。 |