特別展示室では、毎月「国宝 琉球国王尚家関係資料」の美術工芸資料および文書資料をとおして、琉球国王尚家の歴史と王国時代の遺物をご紹介しています。

今月は、尚家資料から「桃色地の衣裳」をご紹介します。

琉球で赤系統の色を染めるには、紅花(べにばな)や、蘇芳(すおう)・臙脂(えんじ)・唐朱(とうしゅ)などの天然の染料や顔料が使われていました。

 ロイヤルカラーといわれた黄色と同じく赤色を身に付けられるのは王族と一部の上級士族の人々に限られていました。

調度品は、先月に引き続き「王家の宝剣」をご紹介します。

尚家伝来の刀である「千代金丸」「治金丸」「北谷菜切」。

今回はご要望の多かった三振を同時公開いたします。

また、刀剣乱舞ONLINEとのコラボとして刀剣男士の等身大パネルを博物館入口に展示しています。

こちらもお楽しみ下さい。

文書資料も先月に引き続き、『今帰仁グスクと山北監守』と題し、千代金丸と縁の深い今帰仁城に関する古文書をご紹介します。

 王国時代の貴重な記録と、精緻な美術工芸品をぜひご覧ください。

詳しくはこちら→「桃色地の衣裳／王家の宝剣」