特別展示室 5月の展示が始まりました
特別展示室では、毎月「国宝 琉球国王尚家関係資料」の美術工芸資料および文書資料をとおして、琉球国王尚家の歴史と王国時代の遺物をご紹介しています。
今月は、尚家資料から「ロイヤルカラーの黄色地衣裳」をご紹介します。
琉球では、黄色地は「チールジー」とよばれ、王家のみが使用できる格の高い色として特別な意味を持っていました。 これらの黄色地の衣裳は、王国の公式行事の衣裳として、特別な場面だけに着用されたといわれています。
調度品は、「美御前御揃(ヌーメーウスリー)」を展示します。
美御前御揃(ヌーメーウスリー)とは、琉球国王と王族が、首里城のプライベートな生活の場にあたる御内原(ウーチバラ)で正月や祝日などの祝宴に用いたとされる、琉球の特徴的な道具揃の事です。
文書資料は、尚家資料より尚育と尚泰の即位に関する資料をご紹介します。
王国時代の貴重な記録と、精緻な美術工芸品をぜひご覧ください。
詳しくはこちら→「ロイヤルカラーの黄色地衣裳/美御前御揃~王家の御道具」