お知らせ

特別展示室 3月の展示が始まりました

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本日より、特別展示室2月の展示が始まりました。

 

特別展示室では、毎月「国宝 琉球国王尚家関係資料」の美術工芸資料および文書資料をとおして、琉球国王尚家の歴史と王国時代の遺物をご紹介しています。

 今月は、尚家資料から「朧型(おぼろがた)の紅型衣裳」をご紹介します。

朧型では型紙を2枚使います。1枚は通常の文様を染める型紙ですが、もう1枚の型紙を加えて地紋(じもん)のように細かい柄を染めることで、複雑で奥行きのある文様を表現しています。通常の倍以上の手間がかかり、技術的にも大変難しい染め方です。

王国時代の紅型職人たちが技術の粋を尽くして作りあげた紅型衣裳をぜひご覧ください。

また、3月4日のさんしんの日(さん(3)し(4)ん)にちなんで、当館所蔵の三線や工工四をご紹介します。

三線は14~15世紀頃に中国から伝わったといわれています。琉球では、海外からの賓客をもてなす場で演じられる歌舞音曲を担当するのは士族男子であったため、士族の教養として三線の習得が奨励されました。近代以降庶民の間にも広く根付き、人々の生活に溶け込んでいます。

今回は、当館所蔵の三線5丁と胡弓、尚家に伝わる工工四や、川平家資料の「歌道要法(かどうようほう)」、「琉歌言葉之仮名綴見合(りゅうかことばのかなつづりみあわせ」などをご紹介します。

 

この機会に、ぜひお越しください。

 

詳しくはこちら→『朧型の紅型衣裳/三線と工工四

 

3月A3ポスター_R