展示会一覧
2019年度春季国宝「玉冠」特別公開
国宝「玉冠」特別公開
会期:2019-04-26(金) ~ 2019-05-08(水)
国内に唯一残る琉球国王の「玉冠」を、期間限定で特別公開します。
【展示場所】特別展示室
※国宝資料はより良い状態で保存していくために公開期間を限らせていただいています。
鳥が描かれた紅型衣裳/三線
今月は、尚家資料から鳥が描かれた紅型衣裳を紹介します。
鳥は紅型の意匠としては、鳳凰、尾長鳥、鶴、水鳥、燕などがあり、今回展示している衣裳には、鶴と尾長鳥が描かれています。
いずれも、縁起の良い吉祥文としてよく知られている鳥です。特に、鶴は古来から亀とともに長寿の象徴とされ、吉祥文様として描かれます。
尚家文書は国王や王子の衣裳についても記載されている「冠服簪図」をご紹介しています。
調度品は、引き続き三線をご紹介いたします。
桜が描かれた紅型衣裳/三線
今月は、尚家資料から、桜が描かれた紅型衣裳を紹介します。
どの紅型も桜文様を取り入れていますが、その表現や色彩、ともに描かれている文様はそれぞれまったく異なります。華やかな春の季節にふさわしい色とりどりの桜をご覧ください。
また、それぞれの衣裳には、紅型の独特の技法を見ることができます。地色を染めずに文様にのみ色を付ける「白地型」、表と裏の両面の同じ位置に柄が配置されるように染める「両面染」、地色の上に文様を施す「朧型」など、琉球王国時代の紅型の巧みな技の数々を合わせてご覧いただくことができます。
松竹梅の紅型衣裳
今月は、尚家資料と福地家資料から、松竹梅の紅型衣裳を紹介します。
調度品は、県指定文化財 伊江家資料から「首里那覇鳥瞰図」を、陶器は尚家資料から緑釉四方燭台を紹介いたします。
金武家資料展
金武良仁・良章親子はともに琉球古典音楽の大家として知られています。金武家は「金武殿内」と呼ばれる首里の上級士族の家柄です。
金武良仁は歌三線の歌聖と呼ばれ、金武良章は戦前戦後を通じて組踊の研究と普及に努めました。
今回の企画展では、金武良仁が尚順男爵から贈られた幻の三線「壱石」や金武良章が舞台で使用していた衣裳類、東恩納寛惇による書など、那覇市に寄贈された金武家旧蔵の品々を紹介します。
雪が描かれた紅型衣裳/「OKINAWA BLACK」関連展示 黒漆の漆器
今月は、尚家資料・福地家資料から、雪が描かれた紅型衣裳を紹介します。
調度品は、企画展「OKINAWA BLACK」の関連展示として、黒漆の漆器を紹介します。
最後の国王・尚泰王が好んだ衣裳/「OKINAWA BLACK」関連展示 黒漆の漆器
今月は、尚家資料から、最後の国王・尚泰王が好んだ衣裳を紹介します。
調度品は、企画展「OKINAWA BLACK」の関連展示として、黒漆の漆器を紹介します。
OKINAWA BLACK ―沖縄の黒い工藝―
沖縄の美術工芸の中で「黒」に注目した展示会を開催します。
陶芸・漆芸・染織・墨蹟などを活用し沖縄の持つ色の多様性を改めて認識する企画展です。
【常設展】 10・10空襲
1944年(昭和19年)10月10日、戦前の那覇市(現在の国際通りから海側にかけてのいわゆる旧那覇)は市街地や那覇港を中心にアメリカ軍の激しい空襲に見舞われました。現在「10・10空襲」と呼ばれるこの空襲により死者255人、旧那覇市域の90%近くが焼失しました。この空襲で多くの市民が本島北部になどへ避難し、そのまま沖縄戦に巻き込まれた方もいました。市民にとっていち早く「戦争」を実感した空襲でした。
常設展の一部を使用したトピック展示では、「戦前の那覇と「10・10空襲」を中心とした沖縄戦、そして戦後復興のあゆみを、写真パネルや資料などで紹介します。
第1部
「10・10空襲」によって失われる前のかつての那覇の姿を写真パネルやジオラマで紹介します。
第2部
「10・10空襲」を中心に、米軍が沖縄で初めて試験的に使用し、その後の本土空襲での使用に結びついたといわれる「焼夷弾」が猛威をふるった様子を当時の資料や写真パネルなどで展示します。
第3部
1971年10月10日に市制施行50周年記念事業として復活した那覇大綱挽を紹介し、祭りを通して戦後復興のあゆみを伝える資料を展示します。