那覇市内史跡・旧跡案内

那覇市内史跡・旧跡詳細

  • メールで送る
大きい画像で見る

中山門跡(チュウザンモンアト)

中山門跡(チュウザンモンアト)

 中山門は、王都首里の第一の坊門(ぼうもん)で、綾門大道(アイジョーウフミチ)の西端に建っていた。別に「下の綾門(シムヌアイジョー)」、「下の鳥居(シムントゥイ)」とも呼ばれた。
 1428年の創建とされており、当初は建国門(けんこくもん)と呼ばれていた。中国の牌楼式(はいろうしき)の門で、1681年に板葺から瓦葺に改められた。中山門の名称は、尚巴志(しょうはし)王の冊封使柴山(さいざん)(1425年来琉)が献じた「中山」の文字を、後に扁額(へんがく)に仕立てて掲げたことによる。1959年(昭和34)に復元された守礼門と同型同大である。
 1879年(明治12)の沖縄県設置後に老朽化が進み、1908年(明治41)5月に払い下げられ、撤去された。

所在 那覇市首里山川町1-54
分類 歴史
場所 旧首里
備考 2004年(平成16)3月設置。平成14年度世界遺産周辺整備事業。県道49号線「首里城前」交差点より県道50号線寒川通り徒歩約4分。首里琉染前。