特別展示室 11月の展示が始まりました
特別展示室では、毎月「国宝 琉球国王尚家関係資料」の美術工芸資料および文書資料をとおして、琉球国王尚家の歴史と王国時代の遺物をご紹介しています。
今月の衣裳は「琉球国王の衣裳」をご紹介します。
尚家伝来の王装束は、王冠や唐衣裳など8点あります。
琉球国王の最高礼服で国内の重要な行事や中国との儀式の際に着装し、唐装束とも呼ばれています。
伝来の品は、現存する唯一の琉球国王の装束として重要な歴史資料です。
期間限定公開の玉冠も併せてご覧ください。
調度品は、「黒漆と螺鈿の漆器」をご紹介します。
琉球王国時代、漆器は中国や日本へ琉球の威信を示す献上品であり、王国の経済基盤を支える重要な工芸品でした。
王府は貝摺奉行所(かいずりぶぎょうしょ)を設置して生産管理を行い、その高度な品質を維持しました。
貴重な王国時代の美術工芸資料をぜひご覧ください。
詳しくはこちら→「琉球国王の衣裳/黒漆と螺鈿の漆器」