特別展示室 8月の展示が始まりました
8月の美術工芸資料は、染織資料から『縞と絣の夏衣裳』をご紹介します。
琉球王国時代、王家から庶民まで広く着用されたのが、縞と絣模様の衣裳でした。庶民は、年間を通じて芭蕉の生成り色に単純な縞模様の入った衣裳を身に付けました。一方で、王家や上級士族は、夏の間は苧麻(ちょま)や芭蕉を黄や赤など様々な色に染め、絣や縞、格子で模様をほどこした華やかな衣裳を身に付けました。
夏の涼やかな衣裳をぜひご覧ください。
調度品は、7月から引き続き『尚家の嫁入り道具~神山家旧蔵資料~』と題して、尚泰の子女、八重子が神山家に嫁入り道具として持参したと伝わる漆器や染織品を紹介します。
文書資料も7月から引き続き、進貢船と接貢船についての資料を紹介します。
王国時代の貴重な記録と、精緻な美術工芸品をどうぞご覧ください。
詳しくはこちら→『縞と絣の夏衣裳/尚家の嫁入り道具~神山家旧蔵資料~』