特別展示室 6月の展示が始まりました
6月の美術工芸資料は、染織資料から『流水文様の紅型衣裳』をご紹介します。
今回展示している衣裳は、文様が繰り返すという特徴を生かし、流水文様が左右対称になるように染めたのち、模様がつながるように縫製し、背中一面に水が流れているかのような動きを生み出しています。
実際に使われている型紙は1枚にもかかわらず、細部まで計算された染めと縫製により、ダイナミックで動きのある見事なデザインになっています。
調度品は、5月に引き続き『黒漆と螺鈿の漆器』と題して、当館所蔵の螺鈿漆器をご紹介します。
文書資料も、5月に引き続き『即位』『冊封と冊封使の来琉』と題し、尚育王と尚泰王の即位儀礼に関わる資料を、首里城で行われていた冊封儀式の再現の画像と共にご紹介します。
王国時代の貴重な記録と、精緻な美術工芸品をどうぞご覧ください。
詳しくはこちら→「流水文様の紅型衣裳/黒漆と螺鈿の漆器」