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サンシンの日関連特別企画 「壱石(イチククウ)の展示」と「友寄開鐘(トゥムシケージョウ)の演奏と那覇を詠う」

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 サンシンの日関連企画として、当館所蔵三線の特別展示と演奏会を行います。


【特別展示】

 今回、金武家所蔵の三線「壱石(いちくくう)」を特別展示しています。

「壱石(いちくくう)」の銘は、「一石」を意味し、飢饉の時には、米一石と交換される程の名器であったと言われることに因んでいます。
本品は、もともと尚順(松山御殿)が所有していましたが、琉球古典音楽の大家である金武良仁が、尚順の病気療養中に毎日歌三線で慰めたことから、金武家へ贈られました。

展示期間:2016年3月4日(金) ~ 2016年3月30日(水)

詳しくは → こちらの展示会情報をクリックしてください。

【特別演奏会】

 演奏に使用する三線は、かつて首里の中城御殿にあったといわれる、
「友寄開鐘(トゥムシケージョー)」です。

 開鐘(ケージョー)」とは、夜明けに突く鐘の音は遠くまで響き渡るたとえから、真壁型の三線の名器に付けられた別称で、
「友寄開鐘」は東風平の友寄村から、その音色が首里まで聞こえたとの逸話が残っています。

 三線演奏は、(なか)(むら)(よし)(のぶ)氏(野村流保存会師範)、箏の伴奏は上地(うえち)七重(ななえ)氏(琉球箏曲(そうきょく)保存会師範)が行います。
普段、なかなか聴くことができない、開鐘の音色をぜひこの機会にお楽しみください。

演奏日時:
3月13日(日)  午後2時~3時

3月20日(日) 午後2時~3時

場所:
那覇市歴史博物館展示室内

※お申し込みは必要ありませんが、入館料(一般350円)が必要になります。
大学生以下(各種専門学校等含む)は無料です。