(企画展)「那覇のまつりと10・10空襲」の見どころ紹介①
こちらのページでは、現在、企画展示室で開催中の「那覇のまつりと10・10空襲」の展示資料のご案内をいたします。
★今回の展示会は、
常設展示室の一部スペースも使い、通常の企画展示より、中身も面積も、2倍!
となっておりますので見応えは十分あるかと思われます。
今回の展示は、10・10空襲と那覇の三大まつり、大綱挽、ハーリー、そして那覇廿日正月祭(ジュリ馬)
に特化した展示を行っています。
10・10空襲関連展示風景
10・10空襲とは・・・
1944年(昭和19年)10月10日早朝、那覇は市街地を中心に激しい空襲に見舞われました。
那覇市は、この空襲で試験的に使用された焼夷弾攻撃により、全市域の90%が消失しました。
本企画展では、空襲で被害にあった様子を伝える写真や資料を展示しています。
☞作品の見どころ ①
10・10空襲前の那覇
那覇大綱挽展示風景
那覇の綱挽の起源は、ジュリ馬の際にジュリたちがひいたのが始まりとされ、在番奉行歓待や国王慶事に行われました。
1935年(昭和10年)以降、綱挽は途絶えていましたが、那覇市は市政施行50周年記念事業として、
1971年の10月10日に戦前の古式に倣った綱挽の復活を行い、それ以降毎年10月に開催されています。
☞作品の見どころ ②
那覇四町綱之図(なはゆまちのず)
作者不詳 19~20世紀 縦93cm 横162cm 寄託資料
琉球王国時代の那覇四町の綱挽の様子を描いた絵図です。
那覇の大綱挽の様子を描いた図はこれまで慎思久(1767~1844年)の「親見世綱之図」が写真で残されるのみであったため、
本絵図は歴史的にも価値の高い作品です。