馬昌浩七言律詩「霜染一林楓樹赤」(短冊)
ばしょうこう しちごんりっし
概要
馬昌浩(浜元里之子親雲上良珀 1817~没年不詳)は、馬永功(宮平親方良傳)の三男として出生。のちに叔祖父の馬氏十二世馬世忠(浜元里之子親雲上良典)の嗣子となる(馬氏十四世)。道光8年(1828)に謝恩使の楽童子として江戸に上った。
霜は染める一林の楓樹を赤く、風は吹く千樹桂花の丹-霜の立つ寒さのもとで楓の木々の紅葉にみる「赤」、冷たい風が吹くなかで見る鮮やかな桂花の木々の「丹」を詩情豊かに表現した漢詩。「桂花」はかつらの花。赤花のものを「丹桂」といい、また「桂」の字解としてかつら意以外に、香木の名の意や肉桂・木犀などの総称の意もある。
資料群 | 重要文化財・伊江御殿家関係資料 |
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資料コード | 05002153 |
資料形態 | 紙本 掛幅装 |
サイズ | 縦36.3 横6.0 |
制作年代 | 19世紀 |
点数 | 1 |