デジタルミュージアム

美術工芸・民俗資料
当館所蔵の美術工芸品や民俗資料(現物資料)。個人からの寄贈が多数を占める。

鄭徳潤書「竹」字賛
ていとくじゅん しょ 「たけ」 じさん

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概要

 鄭徳潤(生没年不詳)は、久米村鄭氏の出身。閑防印の「滋徳堂」は堂号、落款印の「能潔」は潤徳の名か。道光30年(1850)に都通事、咸豊10年(1850)に正議大夫として中国に渡っている。戦前の歴史家真境名安興の「笑古漫筆」のなかで、尚育王や鄭嘉訓、鄭元偉等とならんで「沖縄の書家」の一人に挙げられている。
 本資料は、「竹」の字を題に五言対句の賛が書かれた書跡である。

資料群重要文化財・伊江御殿家関係資料
資料コード05002142
資料形態紙本 掛幅装
サイズ縦100.0 横31.8
制作年代19世紀
点数1