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開催終了 企画展

首里・那覇のお菓子たち

会期:2018-08-03(金) ~ 2018-09-24(月)

※会期(開催日)が変更いたしました

琉球王国時代、中国からの冊封使や薩摩藩の在番奉行をもてなすのに出されたのが、料理であり、菓子でした。王家の祝儀や法事でも特別な料理やお菓子がだされました。当時、料理やお菓子を作る人を包丁人といいますが、包丁人が作る料理やお菓子は接待用であり、儀礼用で、庶民の口には入りませんでした。
1879年の琉球処分(沖縄県設置)以降、中国や薩摩藩への接待はなくなり、包丁人は活躍の場を求めて、首里・那覇に下りていきました。首里・那覇では、自由に商売が始められ、本土から菓子職人や製造技術も入り、お菓子専門店も開店しました。庶民が求めやすいお菓子も作られましたが、通常は行事ごとのお菓子を作るのが普通でした。
今回の企画展では、接待用のお菓子から庶民が口にするものまで、首里・那覇を中心に作られたお菓子の数々を写真パネル等で紹介します。

9/1(土) ギャラリー文化講座 「王国時代の琉球菓子」
『琉球菓子』(2017年沖縄タイムス社)の著者が、琉球王国時代に作られた菓子の再現にまつわるエピソードを紹介します。

講師:安次富順子 氏(安次富順子食文化研究所所長)
日時:平成30年9月1日(土曜日) 14:00~15:30

※観覧料(一般350円)が必要です
9/9(日) ギャラリー文化講座 「老舗菓子店のこれまでとこれから」
1935年創業老舗菓子店の4代目から、創業当時の話や受け継がれている味や技、これからの菓子店経営について紹介します。

講師:村吉政人 氏(南島製菓代表取締役)
日時:平成30年9月9日(日曜日) 14:00~15:30

※観覧料(一般350円)が必要です

主な展示品

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市場の露店で菓子を売る人々

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