展示会詳細
開催終了
特別展
御絵図柄の絣衣裳/首里那覇鳥瞰図屏風/王国の漆工芸技術~沈金・堆錦の漆器~
会期:2018-01-06(土) ~ 2018-01-31(水)
今月は尚家資料から御絵図柄の衣裳3点を紹介いたします。
また、調度品は伊江家の「首里那覇鳥瞰図屏風」と大里資料の「朱漆芭蕉万年青文沈金堆錦衝立」を紹介いたします。
「首里那覇鳥瞰図屏風」は、首里から那覇の風景を描いています。このような上空から見下ろす形で描いた絵を、空を飛ぶ鳥の目線から描いた図という意味で「鳥瞰図(ちょうかんず)」と呼びます。
よく見ると、右上の首里城本殿には鶴が描かれた簾(すだれ)がかけられています。これは王国時代の首里城の正月飾りで、正月の様子を描いた風景という事が分かります。
「朱漆芭蕉万年青文沈金堆錦衝立」は、沈金で片面が芭蕉、片面が万年青の文様が描かれ、周囲には堆錦で海草と貝が表されています。
王国時代の精緻な紅型衣裳、絵画、漆工芸をお楽しみください。