展示案内

展示会詳細

  • メールで送る
大きい画像で見る

王国時代の冬衣裳/王国の漆工芸技術~黒漆と螺鈿の漆器~

開催終了 特別展

王国時代の冬衣裳/王国の漆工芸技術~黒漆と螺鈿の漆器~

会期:2016-12-02(金) ~ 2016-12-26(月)

 今月は尚家資料とグシ宮城家資料から、王国時代の冬衣裳を紹介します。

 気候が温暖な琉球でも、冬になると防寒着を着用しました。木綿は現在では夏物という印象が強いのですが、苧麻(ちょま)や芭蕉(ばしょう)より毛足が長くふっくらと柔らかい手触りから、冬物として着用されていました。
 木綿は、琉球でも栽培されていましたが、芭蕉などに比べて栽培が難しく、貴重な繊維だったため、身に付けられたのは主に士族層で、庶民にとっては贅沢品でした。上級士族は、さらに裏地を付けて袷(あわせ)衣裳にし、防寒性を高めました。
 また、内側に中国式の丈が短い絹製の袷衣裳「馬掛子(まーくゎー)」「唐(とー)ビーター」を重ね着することもありました。

 また、調度品は黒漆に螺鈿の技術を使用した漆器をご紹介します。
 王国時代の精緻な漆工芸をお楽しみください。

主な展示品

34-1.jpg

黄色地松雪持竹梅文様紅型木綿袷衣裳 (きいろじまつゆきもちたけうめもんようびんがたもめんあわせいしょう)

詳しく見る
47-1.jpg

空色地左三ツ巴紋散文様紅型木綿袷衣裳 (そらいろじひだりみつどもえもんちらしもんようびんがたもめんあわせいしょう)

詳しく見る
78-1.jpg

黒漆貝尽螺鈿漆絵料紙箱 (くろうるしかいづくしらでんうるしえりょうしばこ)

詳しく見る
79-1.jpg

黒漆貝尽螺鈿漆絵硯箱 (くろうるしかいづくしらでんうるしえすずりばこ)

詳しく見る
75-1.jpg

黒漆雲龍螺鈿東道盆 (くろうるしうんりゅうらでんトゥンダーブン)

詳しく見る
162-1.jpg

黒漆雲龍螺鈿盆 (くろうるし うんりゅう らでん ぼん)

詳しく見る
81-1.jpg

色絵紅葉文風炉 (いろえもみじもんふろ)

詳しく見る