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白地の紅型衣裳/王国の漆工芸技術~朱漆と沈金・堆錦の漆器~

開催終了 特別展

白地の紅型衣裳/王国の漆工芸技術~朱漆と沈金・堆錦の漆器~

会期:2016-10-07(金) ~ 2016-11-09(水)

 今月は尚家資料から、白地の紅型衣装を紹介します。

 尚家資料として伝来している紅型(びんがた)衣裳42領のうち、15領が白地の衣裳であり、もっとも多い割合となっています。
 紅型の特徴は、その色使いにあり、赤、黄、青、緑など鮮やかな原色同士が組み合わされながらも、太陽の下に咲く南国の花のような気品と生命力が感じられます。これらの色が一番美しく映える背景として、白という地色が選ばれたものと考えられます。
 また、美しく白地を残し、色彩を際立たせるために、紅型職人たちは糊置きや色差しなどの各工程で細心の注意を払って染め上げました。白地の紅型衣裳は、職人が高い技術と熟練の技で、手間をかけて作り上げた特別なものでした。

 また、調度品は尚家資料と伊江家資料から、沈金と堆錦、螺鈿の技術を使用した漆器をご紹介します。
 王国時代の精緻な漆工芸をお楽しみください。

主な展示品

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白地流水蛇籠鶴菖蒲文様紅型苧麻衣裳 (しろじりゅうすいじゃかごつるしょうぶもんようびんがたちょまいしょう)

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白地鶴霞菖蒲楓桜文様紅型苧麻衣裳 (しろじつるかすみしょうぶかえでさくらもんようびんがたちょまいしょう)

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白地竹蝙蝠牡丹文様型染刺繍縮緬衣裳 (しろじたけこうもりぼたんもんようかたぞめししゅうちりめんいしょう)

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朱漆巴紋牡丹沈金馬上盃 (しゅうるしともえもんぼたんちんきんばじょうはい)

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朱漆楼閣山水人物堆錦中央卓 (しゅうるし ろうかく さんすい じんぶつ ついきん ちゅうおうじょく)

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色絵紅葉文風炉 (いろえもみじもんふろ)

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