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鳥が描かれた紅型衣裳/王国の漆工芸技術~螺鈿・箔絵・沈金~

開催終了 特別展

鳥が描かれた紅型衣裳/王国の漆工芸技術~螺鈿・箔絵・沈金~

会期:2014-08-01(金) ~ 2014-09-03(水)

 今月は尚家の紅型衣裳の中から、様々な鳥が描かれた紅型衣裳をご紹介します。
 今回紹介している紅型(びんがた)衣裳には、大きく羽を広げ様々なポーズをとる鳥が描かれています。これらの鳥は鶴(つる)、雁(かり)、燕(つばめ)など、日本では馴染み深い鳥ですが、琉球ではあまり見られないものばかりです。
これは、琉球に住む人々にとって、気候風土の異なる遠い日本の風物は珍しいものだったため、上流階級の人々がステイタスとして日本的な文様を取り入れたためと考えられています。
 しかし、文様は日本的であっても、彩色には南国琉球らしい鮮やかな色が、自由に使われています。この色合いこそが、紅型の大きな特徴といえます。

 また、調度品としては尚家資料の中から螺鈿(らでん)で彩られた料紙箱と硯箱をご紹介しています。黒漆に貝の文様を全面にちりばめた、どこか遊び心を感じさせるモダンなデザインの漆器をご覧ください。
 その他にも、箔絵(はくえ)や沈金(ちんきん)の技法を使った王国時代の漆芸品をご紹介しています。どうぞ足をお運びください。

主な展示品

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空色地葦雁文様紅型木綿衣裳 (そらいろじあしかりもんようびんがたもめんいしょう)

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白地松竹梅鶴鳥霞雪輪文様紅型木綿衣裳 (しろじしょうちくばいつるとりかすみゆきわもんようびんがたもめんいしょう)

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白地霞枝垂桜燕文様紅型苧麻衣裳 (しろじかすみしだれざくらつばめもんようびんがたちょまいしょう)

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黒漆貝尽螺鈿漆絵料紙箱 (くろうるしかいづくしらでんうるしえりょうしばこ)

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黒漆貝尽螺鈿漆絵硯箱 (くろうるしかいづくしらでんうるしえすずりばこ)

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色絵紅葉文風炉 (いろえもみじもんふろ)

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