展示会詳細
開催終了
特別展
松竹梅の紅型衣裳/王家の宝剣
会期:2022-01-07(金) ~ 2022-02-02(水)
特別展示室では、毎月「国宝 琉球国王尚家関係資料」の美術工芸資料および文書資料をとおして、琉球国王尚家の歴史と、王国時代の遺物をご紹介しています。
1月の美術工芸資料は、染織資料は尚家資料と福地家資料から、お正月にちなんでおめでたい『松竹梅の紅型衣裳』をご紹介します。
松竹梅は古くから慶事(けいじ)(けいじ)・吉祥(きっしょう)(きっしょう)の象徴として、晴着や調度品などに広く使われてきました。鶴亀(つるかめ)(つるかめ)と並んでもっとも人々に親しまれる吉祥のシンボルといえます。お正月にふさわしい華やかな松竹梅の紅型衣裳をご覧ください。
調度品は『王家の宝剣』と題して、尚家に伝わる刀剣三口をご紹介します。
刀剣は昨年7月から9月にかけて一口ずつ展示予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止措置で休館となったため、今回特別に三口を同時展示します。
文書資料は、『史料に見る千代金丸』と題し千代金丸が登場する古文書と刀剣鑑定書を、『今帰仁グスクと山北監守』と題し千代金丸と縁の深い今帰仁城に関する古文書をご紹介します。
王国時代の貴重な記録と、精緻な美術工芸品をどうぞご覧ください。
※今後状況により日程等に変更が生じる場合があります。
美術工芸資料 | ・黄色地鶴松竹梅紅葉文様紅型平絹袷衣裳(胴衣) (きいろじつるしょうちくばいもみじもんようびんがたひらぎぬあわせいしょう(ドゥジン))【国宝尚家資料】 ・朱地稲妻鶴亀松竹梅文様木綿紅型衣裳 (しゅじいなずまつるかめしょうちくばいもんようもめんびんがたいしょう)【福地家資料】 ・白地松竹梅鶴麻葉文様木綿紅型衣裳 (しろじしょうちくばいつるあさのはもんようもめんびんがたいしょう)【福地家資料】 ・水色地菊松竹梅稲妻文様苧麻紅型衣裳 (みずいろじきくしょうちくばいいなずまもんようちょまびんがたいしょう)【福地家資料】 ・金装宝剣拵(きんそうほうけんこしらえ) (号 千代金丸(ちよがねまる))【国宝尚家資料】 ・黒漆脇指拵(くろうるしわきざしこしらえ) (号 治金丸(じがねまる))【国宝尚家資料】 ・青貝微塵塗腰刀拵 (あおがいみじんぬりこしがたなこしらえ) (号 北谷菜切(ちゃたんナーチリ―))【国宝尚家資料】 ・三彩三耳壺(さんさいさんじこ)【国宝尚家資料】 ・玉冠(ぎょくかん)[レプリカ] |
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文書資料 | ・琉球国旧記(1731年) ・遺老説伝(1745年) ・刀剣鑑定書(1909年) ・中山世譜(18~19世紀) ・向姓家譜(16~19世紀) ・喜安日記(16世紀) 【以上は「向姓家譜」と「刀剣鑑定書」を除き国宝尚家資料】 |